「登山」は前庭覚のトレーニングになる!


先日、人生初の高尾山に登ってきました。

2014年にひとり富士登山以来、12年ぶりの登山です。
(高尾山前に富士に登るという若気の至り…)


登山というと
「脚力が鍛えられる」
「体力づくりになる」
というイメージが強いですよね。

私もこれまではそう思っていたのですが、実際に山道を歩いていて、ふと気づいたことがありました。

「これ、前庭覚のトレーニングとしてかなり良いのでは?」


そもそも「前庭覚」とは?

前庭覚(ぜんていかく)とは、簡単にいうと、

「自分の体が、どちらに傾いているのか、どの方向に動いているのかを感じる感覚」

です。

耳の奥にある「前庭器官」が、頭の傾きや回転、加速・減速などを感知しています。

たとえば、電車が動き出した瞬間に「前に進んだ」と感じたり、目を閉じていても頭が傾いたことが分かったりするのも、前庭覚が働いているからです。

そして前庭覚は、姿勢を保ったり、バランスを取ったり、動いている最中に視線を安定させたりすることにも関わっています。

普段の生活ではあまり意識しませんが、私たちがスムーズに体を動かすために欠かせない感覚です。

山を登っていると、舗装された平らな道とは違って、足元が常に変化します。

石があったり、木の根が出ていたり、地面が斜めになっていたり。

上り坂もあれば下り坂もあります。

そんな道を歩くとき、私たちは無意識のうちに、

「少し右に体重をかけよう」とか

「ここは滑りそうだから重心を低くしよう」

「次は左足をここに置こう」

と、細かく姿勢を調整しています。

しかも、足元だけを見ているわけではありません。

前を見たり、景色を見たり、振り返ったり。

頭を動かしながら、不安定な地面の上で体のバランスを取り続けています。

ここで活躍している感覚の一つが、前庭覚です。


登山は
「自然の前庭覚トレーニング」

これを考えると、登山はとても面白い運動です。

ジムで決められた動きを繰り返すのとは違い、山では「次に何が起こるか」が完全には決まっていません。

一歩進むたびに、

・地面の傾きが変わる
・足を置く高さが変わる
・重心が移動する
・頭の位置が上下する
・視線の方向が変わる
・上りと下りで体の使い方が変わる

といった変化があります。

そのたびに前庭覚だけでなく、足裏などから得られる情報や、筋肉・関節から得られる「固有受容覚」
そして視覚からの情報を組み合わせながら、姿勢を調整しています。
(ジャイロトニックでもかなり固有受容覚は向上しますが、登山の方が刺激ありますね!)

だから山を歩くことは、単純な筋力トレーニングとは少し違います。

変化する環境に合わせて、自分の体をコントロールする練習になっている。

高尾山を歩きながら、それを実感しました。

もちろん「登山をすれば前庭機能が必ず改善する」という単純な話ではありません。

ただ、日常の平坦な道では少なくなりがちな、頭や重心の位置が変化する中でバランスを取る機会が、登山にはたくさんあります。

そう考えると、登山は前庭覚を含めたバランス機能を自然に使う、とても良い活動の一つだと思います。


家でもできる、簡単な前庭覚トレーニング

とはいえ、毎週山に登るのは難しいですよね。

そこで、自宅でも簡単にできる方法を一つ紹介します。

「頭をゆっくり左右に動かしながら歩く」

やり方はシンプルです。

安全な場所で普通に歩きながら、顔をゆっくり右、正面、左、正面……と動かしていきます。

最初は小さな動きで十分です。

慣れてきたら少しだけ頭を動かす範囲を広げたり、視線を前方の目標物に向けたまま頭だけを左右に動かしたりしてみます。

頭を動かしながら体を前に進めることで、前庭覚を使いながら姿勢や視線を安定させる練習になります。

ただし、めまいやふらつきがある方、転倒リスクがある方は無理に行わず、必要に応じて医療専門職に相談してください。
階段や障害物のある場所では行わず、まずは安全な平地で試すことが大切です。


「感覚」を意識すると、登山の見え方が変わる

高尾山に登って改めて感じたのは、登山は単なる「脚の運動」ではないということでした。

石を避ける。

段差を越える。

坂道で重心を調整する。

景色を見るために顔を上げる。

足元を確認するために下を見る。

こうした一つひとつの動作の中で、私たちの脳はさまざまな感覚情報を受け取り、体をコントロールしています。

普段何気なく歩いていると、なかなか気づきません。
(ロープウェイからの平坦な道でも気付けません)

でも少し不安定な自然の中に入ってみると、「人間って、こんなにたくさんの感覚を使って歩いているんだ」ということがよく分かります。

高尾山は都心からアクセスしやすく、自然を楽しみながら体を動かせる場所です。

もし山を歩く機会があったら、脚の疲れだけではなく、

「今、自分の体はどうやってバランスを取っているんだろう?」

そんなことにも少し意識を向けてみてください。

いつもの登山が、ちょっと違って見えてくるかもしれません。

私は今回の高尾山が凄く楽しかったので、残り5ルート制覇目指して、通ってみたいと思います

(十穀米のお団子も美味しかったし!)

千葉県の鋸山(ノコギリ山)もオススメと聞いたので、しばらく山と付き合う事になりそうです♪

関東近郊オススメの山があったらぜひ教えてくださいね!

千葉県浦安市 ジャイロトニック®️スタジオ

Studio earlybird のEmikoでした(*^^*)

***************************************************

本部公式 動画はこちら↓

【ジャイロトニック®️メソッド 日本語訳】

***************************************************